1. はじめに
タイトル:『超時空チャンネル ヒストリーアワー』
この物語は、近未来の世界からタイムマシーンを操り、世界各地の大事件・大イベントを取材する時間旅行ドキュメンタリー『ヒストリー・アワー』取材班を描いたコミックSF小説です。この小説は以下のライターによる共同執筆によって創作されています。
ささき
雪風2
しろさい
アナーキャ
石垣
2. 概要
21世紀末に実現した超時空技術。当然、あまりに危険な技術であり、学術目的であっても政治的恣意を排除することは困難。一旦は国連によって封印されたのですが…それでも、人の好奇心を封殺することは不可能でした。
「あの時代、ようするに、実際のところはどうだったの!?」
世界中から湧き上がる民衆の声に国連は屈し、認可を受けた報道機関のみに歴史を決して変えないことという条件で時間旅行取材を認めることとなったのですが…時間旅行技術を運営する財力・技術を持つ放送局は極めて限られており、事実上の独占・恣意的取材・俗悪表現等、様々な矛盾が摩擦を生じ始めたころに物語は始まります。
設定
- 研究によって、歴史そのものに修復力があると分かっている。
- しかし、その修復力は決して強くはない。
- 介入がある度に時間軸(仮称)には歪みが入っており、修復力を超える歪みが発生した場合、時間軸が「折れる」。
- 時間軸の歪みは、タイムマシンに搭載してあるモニターで検出できる。グリーン・イエロー・アンバー・オレンジ・レッド・ブラックで表示され、ブラックは時間軸が折れたことを意味する。
- タイムマシーン本体は局側に固定されており、クルー達が乗る「カプセル」は時空間移動に伴う様々な障害から乗員を保護するシールド兼、時間旅行先での移動を行う万能ビークルである。このカプセルはアダムスキー UFO 型をしている。
- タイムマシーンの移動スケジュールは局側でプログラムされており、カプセル側から設定・変更することはできない。パイロットは取材スケジュールに応じて慎重に「トリップバック・ポイント」を設定する必要がある。
- 時間軸歪みがブラックに突入した場合、クルー達の「居る」時空と「居た」時空は断裂して因果関係が消滅してしまう。全てのトリップバックポイントは消滅し、もはや元の時空に戻る手段はない。
登場人物
メロディ・フェア Melody Fair
主人公。24歳女性、独身。通称メル。
金髪美人レポーター。重バスト。明るく朗らか、生まれ付いての天然ボケ。風邪ひとつ引いた試しがない健康と生命力、持って生まれた強運が取り柄。その性格…はっきり言って「バカ」である故に、精神的重圧のかかる歴史番組レポーターに抜擢された。
ロバート・スコット Robert Scott
35歳男性、妻子持ち(ただし訳アリで別居中)。通称スコット。
タイムマシンパイロット、無精髭とバーボンの似合う渋い二枚目。ヒストリーアワーのディレクターだが、「こんな下らん番組は潰れてしまえ」が口癖。人間嫌いで取っ付きにくく見えるが、複雑な過去を抱えているらしい。どういう訳か苗字の「スコット」で呼ばれているが、彼の過去を知るものは時折「ファルコン」の渾名で呼ぶ(本人は酷く嫌っている)。操縦の天才で、タイムマシンのみならず馬車から往還宇宙船まで乗り物すべてを手足のように扱いこなす。
ニコラス・カジンスキー Nicolas Kaczynski
21歳男性、独身、通称ニック。
カメラマン担当、ロシア系の巨漢、メカに強くて応急修理が得意。並外れた怪力の持ち主で、小山のような機材を抱え黙々と突き進む。ただし外見に似合わず弱気で泣き虫、かわいい物が大好きでしかも美食家。実は結構な家柄のお坊っちゃんらしい(本人は隠したがっている)。水は苦手(カナズチで全く泳げない)。
クロード・マクファーソン Claude McPherson
年齢不祥、通称クロちゃん(命名 by メロディ)
不法時間旅行で特ダネを漁る「タイムパパラッチ」のリーダー、渾名はいつも黒づくめの服装に由来する。便乗時間旅行でチームの行く先には大抵現われ騒動を引き起こす頭痛の種。防御手段にも関わらず便乗が成功するのは、局側に手引きしている人物がいるらしい?スコットとは過去に何かの因縁がある模様。
キャサリン・マンフィールド Catharine Manfield
35歳女性、独身、通称局長。
ヒストリー・アワーの総責任者。美人だがあまり感情を出さず、仕事の為なら冷酷にもなり、奥底に何か謎めいたものを秘めた女性。一部のごく親しい者だけが彼女を「キャシー」と呼ぶが、普通は尊敬と畏怖を込めて「局長」または「ミス・マンフィールド」と呼ばれている。スコットとの間には何やら怪しい関係が?