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デッサンの中核となる骨格が決まったあと肉付けしてゆきます。図 1-2 が肉付け後のラフですが、この段階で最終的なポーズ・髪型・表情・手足の角度などはほぼ確定させています。骨格ラフで引いた線のままだと直立っぽすぎて面白くないので、若干胸を反らせたポーズになるような肉付けにしてあります。また細かいことですが左足は少し内側に引いたように修正し、心持ち右足を持ち上げたようなポーズを取らせています。 | ||
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左足の修正は自然な身体の「反り」を表現するために行ったものです。どういう訳なのかは右の図 1-3 を見てください。赤で引いたラインは肩−腰−股関節−膝−足首のそれぞれ左右を結んだ基準線ですが、これらの角度がゆるやかに、かつ同じ方向へ変化しているのがわかりますね。修正前の膝の位置だと膝間接だけが妙な角度になってしまい(緑の線)、このまま人体をモデリングすると「歪んだ」印象を与えてしまうのです(って最初のラフの時に気づけよ…)。 しかしながら、上体を垂直のまま腰から下のラインだけで身体の反りを表現したため、基準となる垂直線がキャンバスに対し若干傾いてしまった(青の線)にも注意してください(この青の線は女の子の重心が通っている線でもあります)。基準線が傾くのは悪いことではなく、それを意図していれば変化があって面白い構図になる事もあるので、このまま行くことにします。ただし、構図として「女の子を右上から見下ろしている感じ」になっている事は心に留めておきます。 |
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服ごとラフから描き起こす方が楽、という人もいますが、人体デッサンの下手な私は骨格−肉付け−着衣というボトムアップなプロセスを通さないと自然な表現ができません。さてどんな服を着せるか、女の子絵を描くとき一番迷う(そして楽しい?)のですが、今回はせっかくなので(何が折角だかわからんが)メイドさんに仕上げてみることにしましょう。 | ||
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ラフ画のままコンピュータに取り込んでザッザッとラフに色を塗っても、それはそれなりにラフ絵っぽく仕上がります(CG描きの間では「楽描き」なんて言います)が、セルアニメっぽい奇麗な仕上がりの為には輪郭線の強調と単線化…すなわちペン入れが欠かせません。 私は自己流かつド下手なので、ペン入れに関して技術的な事は何も書けません。一応漫画用のGペンを使ってはいますが、Gペンの特性を活かした線の強弱などはとても自在に扱うことができず、四苦八苦しながら何とか線を決めているだけです。扱いの難しい先割れペンよりも、「ミリペン」と呼ばれる製図用の極細サインペンを使ったほうが失敗は少ないと思います。また極端な話、筆記用のボールペンや万年筆でもペン入れの代わりにならない事もないです(実際私も万年筆でペン入れしていた過去が…^^;)。 なお、ラフ画は補助線やら試行錯誤の痕跡でグチャグチャになって紙の繊維も痛んでおり、ペン入れする時に引っかかったりインクが妙な方向へ滲むこともあります。人によってはラフを描いた紙から別の奇麗な紙に写し取って(トレース)からペン入れする場合もあり、確かにこの方が奇麗に仕上がる(おまけに失敗してもやり直せる)のですが、私はコンピュータ上での修正能力に期待してラフ画に直接ペン入れを行っています。 |